大変だ!!!!
聞いてくれルンバが家に来たのだ
ルンバと聞いて読者の皆様にちゃんと正しい「ルンバ」が思い浮かぶか少々不安なので、先に写真を掲載させて頂く。これがルンバだ
ルンバは言うならばロボット掃除機である
何とボタン1つで勝手に汚れてるところを探して掃除をしてくれると言う。おいおいすげーもんが出て来たな。近未来。近未来である。近未来に今生きてる俺
ちなみにふるさと納税で手に入れた。今年の税金が中々偉い事になっているのだ。たくさん納めるから許してほしい
何はともあれルンバが届いた
うわすっげー! なんだこれ!
25歳にもなってテンションがあがってしまう。たぶんミニ四駆を買ってもらった時もこんな感じのテンションだったと思う。男の子は電気を使ってなんか勝手に動く物が大好きと相場が決まっているのだ
興奮して開封。こちら付属品の数々
まずは充電
その隙に説明書を見てみる。何か付いてきたこの謎のアイテムはどうやらルンバが侵入しない場所に置いておく事でバリアーになるらしい。凄い。近未来
それらをコード類があるとこには設置して、ルンバが動けるように床を片付ける。準備よし!
早速ルンバを起動してみる。何かカッコイイ音声と共に光る。俄然テンションが上がる。男の子はなんかカッコイイ音声と共に光る物が大好きと相場が決まっているのだ
ウィィィィィイィンとそこそこの音を立てながら部屋を這いまわりだすルンバ。僕は椅子の上で体操座りをしながらそれを観察。っていうか結構五月蠅いな。でも良く考えたらルンバは
自動掃除機掛けロボット
である
そりゃ掃除機かけたら五月蠅いわな。隣の部屋でドアを閉めてたらまあちょっと気になるかな? くらいになる。普通の掃除機と同じ扱いだから、夜とかに動かすと御近所さんに僕が掃除されなかねない
ルンバ凄い
ひっくり返すと虫みたーい
みるみるうちに部屋を綺麗にしていくルンバ。ちょっと掃除をサボり過ぎていてそれなりに汚なかったらしい。たまに執拗に一か所を掃除してて怖くなる事もある。え、そこ、何かある? 何か見えてる??
そして15分くらい走り回った後、自分で充電ポートに戻っていった。うわなにそれあなたそんな事できるの? すっげ! え、えっ、すっげーなそれ。男の子はなんか自動で充電エリアに戻ったりする機械が大好きと相場が決まっているのだ
こいつはすげえものを手に入れてしまった……
英知である。英知の集合である
ルンバとの信頼関係の構築について
この写真はどう考えても登場のタイミングを間違えた気がする(もっと序盤だった)
とりあえず隣の部屋も綺麗にしてもらう事にする
そう、このルンバの何が良いって、時間を使わないところ。こいつが勝手にやってくれるから、僕は今まで掃除にあてていた時間をマルっと自由に使えるのだ。素晴らしい事である
なのにずっとルンバが掃除する様子を今度はベッドの上から体操座りで見ていた
いや、一回部屋から出たんだけど、何か、その、気になっちゃって
っていうかさ、言わせていただくとね、ぶっちゃけまだこいつの事信用出来てない
え、本当に出来るの?笑
みたいな
だってねえ、僕とルンバ、出会ってまだ1時間くらい。信頼関係の構築もろくに出来てない。そんな奴にいきなり部屋任せられるだろうか? いいや、任せられない(反語)
じゃあ逆に聞くけどね、あなたはね、知らないおっさんが突然部屋に来て
「これから掃除するっす」
とか言い出したとしてね、そのおじさんを信頼して隣の部屋でネットサーフィンをしていられますか??
無理ですよね?
だっておっさんが何しでかすかわからないもん。仮に「掃除どうしてもするっす!」って押し切られてね、掃除を始めたりしたらもうずっと見てると思うよ。一挙一足完璧に追うよ。ポケットに手とか入れたらちょっと警戒もしちゃう
僕のルンバに対する認識と言ったら、まだそんなもんよ。メイドさん♡とかじゃないわけ。おっさんなわけ
ところがこのおっさん(ルンバ)そりゃもうばっちり働く
ルンバさんとの友情
ベッドの下とかもう完璧にサボってて、そろそろ新たな生命とか産まれるんじゃねーか? って不安だったんですけど
例えばベッドの下(汚くてすいません)
それが軽く走った時点でこの通り
いいね~~! ルンバちゃんいい! いいよ~~!!
ちなみにこの部屋に充電ポートは無いから勝手に停止した。まあ仕方ない
回収してゴミを出してみた
いやお前、実はサボって無い? みたいな
走ってれば人間が喜ぶと思ってんじゃないの? みたいな
ってわけでゴミ入れ開けてみた(ゴミ画像注意です)
のわーーーーー!!! めっちゃ取れてるーーーー!!!! すげーーーーー!!!!
え、っていうか逆にこれだけの埃を良く放置したな。主にベッドの下が戦犯です
へへ、お前、結構やるじゃんよ
↑取り出してみた
こうして僕とルンバの間に信頼関係が芽生えた
後日談
本当はぬいぐるみとか乗せたかったのですが、1人暮らし男性の家にそんなものは無いのでパンとかの袋止めるアレで代用しました
知らないおっさんだったルンバも、今ではもう親友くらいのポジションになりました
毎日ローテーションして部屋を掃除してくれています。このサイバーな機械、めっちゃ良いですよ
そんでね、最近はというともうこのルンバが愛らしくて仕方がありません
めっちゃ可愛い!! 何これ! めっちゃかわいいルンバ!!
感覚的にはなんだろう、ペットの犬? 的な? もう使えるだけじゃ無くて可愛い。うっかり運転中に近く歩いてぶつかると
「あ、ごめんごめん」
とか喋りかけてるから
そんでたまにコードとか巻き込んでエラーで止まってるのもちょっとドジで可愛い。冷徹な機械だったらこんな事は出来ない。ルンバは生きているという説も濃厚
寂しい1人暮らしにルンバがいるだけで、少し心が綺麗になります
ふふ。部屋だけじゃなくて、心まで綺麗にされちまったぜ……(ここでカメラが窓の外の星空を映してEDが流れ始める)
まとめ
凄く良いですよ。ルンバ
特にお掃除めんどくさい星人にはおすすめです
「いや~、別に掃除苦手ってわけじゃないんだよ~? 始めればちゃんとやる、っていうかむしろすげーこだわってやるんだけどさ~。中々時間が無くてはじめられないんだよね~」
とか言ってるそこのお前!!!!
始めればちゃんとやるとか、さも「実は綺麗好き」「実は凝り性」みたいなアピールしてっけど、
それほとんどの人間はそうだからな?? 「始めればちゃんとやる」とかそりゃそうに決まってんだろーーが!
「ご飯作り始めたらちゃんと最後まで作るから」
って言ってるようなもんだからそれ。野菜切った段階で「あ、やっぱめんどいから止めてすき家行こ」とか言う奴そうそういねーから!
定期的に掃除をしていない時点で! 貴様は! 綺麗好きでは! 無いッ!!
諦めて! ルンバ! 買え!!
そんな感じ!
おわりっ
『サンタが街にやってくる』のBGMとともに、赤い帽子をのっけられたルンバ氏が
床に転がってる鈴やオーナメントを吸い込むことも出来ず、しゃんしゃん♪とキックし続ける。
そんな映像を幻視しました。
(2・3か月早ければ。そんな風なイラストを描けたな~とか勝手に思った蛸です) 170221 ๑(っ´・ω・)੭
蛸充句 (id:TACOMIC)さん
今年の冬はそれでいきましょう!