この作品がめちゃ好きなんで記事にします
「NHKへようこそ!」とかで有名な滝本竜彦先生のデビュー作品。映画化とかも(一応)されてるので、知名度はそこそこかな、と思います
個人的には原作もとても好きなのですが、全2巻ということもあり圧倒的に読みやすくて、面白いんで今回は漫画版も合わせて紹介しますね
あらすじ
とりあえずwikiからあらすじ
平凡な高校生の山本陽介は買い物の帰り道に、チェーンソーを持った男と戦う女子高生雪崎絵理に出会う。 彼女は、チェーンソー男と遭遇した時から、突如常人離れした身体能力が発現し、それ以来不死身のチェーンソー男と互角の死闘を繰り広げているという。
いくら攻撃をしても全く倒せないチェーンソー男をめぐり、陽介の日常が大きく変わろうとしている……。
簡単に言うとめっちゃ強い美少女がチェーンソーを持った謎の男と戦ってるのを目の当たりにした普通の高校生の話
別にストーリーがめっちゃすごいってわけではないです
漫画も絵は上手いし、女の子は可愛いですが、そこが魅力的なポイントかって言われるとそうでもない
結構抽象的な感じなんですが、魅力を語っておきます
この本の魅力。「何とも言い表せない思春期特有の気持ち」
非日常に憧れる事ってないですか?
特に高校生くらいの僕は、日常にコレといった不満はないけれど、それでも何かが不満で、何かに不安を抱いてて、世の中って不条理だなぁ。でもどうしようもないなぁ
みたいな、何とも言えない行き場の無い気持ちを抱えてました
まあぶっちゃけ今もそういうとこはあるんだけど
そういった「言葉にはしにくい何とも言えない気持ち」をめっちゃ良い感じに表現してくれてるのがこの作品だなって思います。特に小説版はそこがすごい
上の文章を見て「あーー! わーーかーーるーー!!」って少なからず思った、もしくはかつては思った人であれば、この作品は楽しめると思います
逆に言うなら「は?」って思った人はあまり楽しめないかも、と思います
個人的にこの作品の一番の魅力はその「共感」的な部分だった
ぶっちゃけると文章力がすげぇ、とかストーリーがすげぇとかそういうのはあんまりないです!!
疾走感
この作品、原作も漫画も後半の疾走感がめちゃ気持ちいい
先ほど感じた鬱屈した感じを貯めて貯めて、開放!
終盤にかけてが特に荒々しくも滅茶苦茶清々しい!
後味がめっちゃ良いんですわ。すっきり!!!!
青春
青春って何だあああああああああ!! うわああああああああ!!
僕も突然チェーンソー男と戦うとんでも女子高生(美人)っていう現場に巻き込まれて、何だかんだ協力する事になって、自転車二人乗りして現場に向かった、り命かけて戦ってみたりしながら恋に落ちたりしてみたかったああああああ! してみたかったようわあああああああああ!!
まとめ
つまり魅力をまとめると
- 青春!
- 思春期特有(?)のあの気持ち!
- 疾走感! 読了感!
という事になります
文章力だとか、物語自体の出来の良さみたいな部分がすげえ! ってタイプの作品ではないんで、結構人を選ぶと思います。この記事見て「おお!」って思った人にはきっとそれなりに刺さるかなと思います
ちなみに僕はめっちゃ好きです。っていうかこういう小説が書きたいわ!
そんで漫画版も結構出来が良くて、女の子可愛いし、漫画特有の魅せ方みたいのもある
っていうか何よりも読みやすい
元々ラノベ的な立ち位置何で、普通の小説よりは読みやすいんですが、でもやっぱ文字無理ー、って人もいるし、時間もかかるから
そういう意味では全2巻でサラっと読める漫画版はかなりオススメです
試しに読んでみて、「これは!!」って思ったら原作読むのもありかなと思う!
そんなわけで好きな作品紹介でした
ネガティブなハッピー。それはつまり後ろ向きな幸せ。世界は不条理でどんな幸せも必ず終わる。完璧な幸せなど存在しない。それは真実で、世界からは逃げられない。それでも、それが真実ではなくても、生きていくために幸せになろう。幸せを目指そう。それが世界と戦う唯一のやり方だ
— ☆←ヒトデ@はてなブログ (@hitodeblog) April 17, 2016
そんな感じ!
おわりっ
※上が小説版で下が漫画版
この記事でも46位にランクインしています!
あらすじの時点で大分ストーリー凄くない?
それはともかくとして、共感系の作品は好きだなぁ。
あっ…寝よう。
最近全然更新ないじゃないか!!!
お〇〇ぽ丸出しマンに名前変えてください!
過去記事に失礼します、
私もこの漫画大好きなんですが、好きなあまり原作も映画も手を出してなかったんですよね。見てみようと思いました!キンドルも購入したろうと考えているので☺