先週書いたこの記事、友人が個展をやったので見に行ったら凄い面白かったから記事にさせて貰った
運の良い事に滅茶苦茶拡散されて、多くの人に読まれた。具体的に言うとツイッターで6800シェアされてる。こわっ
それを友人に報告したところ凄く驚かれた上に、非常に感謝された
最終的に10万人以上に読まれました
10万人って……東京ドーム満員にしても5万人くらいだぞ……。ってちょっと引いた
上記記事で色々と話題を呼んだ画像
色々な人の目に触れる
投稿して拡散される前、(フォロワーや購読者の皆さんだけが読んだ状態)の50~100人くらいに読まれた段階で
「ネットってすごいな。この時点で個展に来た人よりも多くの人に見られるんだもんなー。すげー」
「でもこれ僕のブログの読者さんだから、絵とか普段見ない人達だけど良かったわけ?」
「いやいや、それが凄いんだって! 美術関係の人なら私やオーナーが呼びかければ見に来てくれるけど、絵に興味のない人は絶対に個展には来ないし。そういう人達に見てもらえて、しかも感想まで貰えるのってすごい貴重だよ!」
「ほーん」
とか言ってた
そんでこの後はてなでバズって、ツイッターでもバズってパラダイスな事になる
はてブのコメントも誹謗中傷のコメントだけは消して提出した
ただ、いわゆる批判(「解説に頼り過ぎでしょ」とか「テーマが安直過ぎる」みたいの)は本人の希望もあったので残した
普通にやってたら集まらない多くの感想に本人も喜んでた
私の作品は私が描きたいから描く独りよがりで価値の薄いものだと思っていました。しかし、今回あたたかいコメントや共感の声、今共に生きてる大切な存在をさらに大事にしたいとの声を多くいただき発表してよかったと感じています。閲覧してくださった方、ご感想を下さった皆様ありがとうございます。
— 安松 (@mgmgwakame55) 2016, 2月 10
僕がこの記事を書いた理由は、単純に見に行って僕が「すげぇ!」って思ったっていうのがまずあるんだけど、それだけじゃなくて個展中に
「この絵、個展終わったら買われなかったのはどうなんの?」
「え? 普通に持って帰るよ?」
「そんで?」
「終わり、だけど……?」
みたいな会話があって
えぇぇぇぇぇ!!
ってなった!
じゃあ何か? 僕が衝撃を受けたこれらの作品群は数十人の言うならば、ほとんど「身内」に見られるだけでもう終わりって事!?
勿体な!!!!
それって勿体な!!!!
ってわけで
「ねえ、これブログで紹介していい?」
「い、いいけど……?」
って感じで例の記事が出来ました
ちなみに
「このインパクトは初めに読まれさえすれば絶対バズるでぇ、ゲッヘッヘ」
て部分も無きにしもあらずである
さらになんと、本人のツイッターアカウントを作成して置いておいたところ
☆さんに記事にしてもらってます! https://t.co/Pd5LVWP1P0
— 安松 (@mgmgwakame55) 2016, 2月 7
「絵を売って欲しい!」
という話が本人の元へいくつか舞い込んで来たようで、既に4点も売れたらしい(個展で売れたのは2点)
いやホント素晴らしいです
日の目を浴びていなかった友人が評価されるのって本当に嬉しいです
作るだけでは意味がない
おそらく、この作品と同じように世の中には凄く良い物なのに日の目を見ていない作品が山ほどあると思う
昔なら「運が悪かった」で終わりかもしれないが、今の時代はそうではない
実際に現場に足を運んで貰わなくても、メディアに掲載されなくても、自ら作品を売り出す事が出来る
ネットが発展している今、作品を創造する力はもちろんのこと、それを自分で発信する力というのも必要なのではないだろうか
- その業界で有名な人の紹介
- 人脈によるコネ
- 専門誌での紹介
- 有名なコンクール
みたいなものに頼らずとも、自分の作品をアピール出来るチャンスがいくらでも転がっている
ただ
「私はただの趣味で書いている! 別に多くの人に見られたいわけではない!」
という人も多くいると思う
それは否定しないし、十分理解も出来る。もちろんそういう人は自分の中で、仲間内で楽しむべきだ。
ネットには匿名で心ない批判をする人もいるしね
見られる技術
しかしそうではなく
「もっと評価されたい!」
「もっと作品を見てほしい!」
と思っているのに、作品を創るだけで、自ら発信能力を磨こうとしないのは甘えにすら思える
そういう「多くの人に見られる技術」を含めての評価なのではないだろうか
もちろん元のコンテンツのクオリティが最も根底にあって、最重要なのは言うまでも無いが、今の時代それだけでは駄目だと思う
これは何も絵だけじゃなくて、小説とか、音楽とか、ゲームとか、手作りのグッズとか、個人のお店とか、それこそブログにだって言えることだと思う
っていうかやってる人は既にやってる。それで成功してる人だっている
ちなみに元のコンテンツがしょぼいのに、そこ(発信)ばっか磨いても悲惨であることは(自らへの戒めも込めつつ)書き足しておく。どんなに発信力があろうと、有名人が拡散しようと元が良くなければ広まらない
あくまでコンテンツ有り気の話だ
っていうわけで、創作している人にはそういった話をとりあえずするようにしている
そうすると帰ってくる言葉は大抵
「でもよくわかんない」
だ!
それを調べろって言ってるんだよぉぉぉぉぉ!!
もちろん強制はしないし、自分から発信してないからって非難するつもりもない!
けど、そういう「もっと評価されるべき」な埋もれた宝物を見ると「あーー、勿体無い!!」ってなっちゃうわけです!
わかった! なんなら僕が教える! はてなブログで良い!?
まとめ
今回は
- 「これブログ載せてもいい?」って個展でいきなり言えるくらいの親しい間柄で
- 友人もそれをネットで晒す事に抵抗が無くて
- 僕自身がその作品に衝撃を受けていて
- ネットの人達にも評価された
から拡散されまくった非常にラッキーな例だけど、仮にこうやって記事にして発信しなかったらこの十数万人の人達にあれらの絵は見られなかったわけで
つまり、作品があるのに自ら発信をしないのは勿体無いなぁと思った次第です!
クリエイター・アーティストの人達は、作品はもちろんですが、発信力も同時に磨きませんか!?
という話でした
そんな感じ!
おわりっ
村上隆の芸術起業論て本がオススメです。
ネット公開はしてるけど、あまり知られてないアマチュア作家さんたちの漫画を知らしめよう!と思い、そのブログを準備中の当方であります。
今回の記事は、参考になった…というか。
「やっぱそうすべきだよな・やらなきゃ」と、再認識させられました。
にしても。
こんな時代が来るなんてなぁ…と、思う日々であります。
「web漫画」というものが多彩になり、素人が自作を公開するのが非常に容易く、敷居も低くなりました。
他サイトにアップすることで、情報発信もできる。
紙媒体とは比較にならないです。
(アナログでコリコリ描いて、紙の原稿と同人誌在庫の段ボール箱の山…という、知人達の苦労を思うと。 そう、チラシも大量に刷ってましたね)
すごく感銘を受けたので言及させていただきました。
僕の活動は発信力をテーマにローカルバンドの宣伝をしていくこと。ヒトデさんのようなインフルエンサーになれるよう、僕なりにブログを作っていきたいと思います〜
例え良いものを作ったり、凄い実績があったとしても、アピールしなければ無いも同然ですよね。
どうせ俺の実績(作品)なんて…という精神は勿論、アピールなんて恥ずかしいだとか面倒だとか、良いものはアピールしなくても目に留まるんだ!だとかいう精神は捨て去って泥臭くてもアピールしていかないと生き残れないんだなぁと再認識しました。
すげえのお、、、、
具志 (id:gushijiro)さん
おすすめありがとうございます!
蛸充句 (id:TACOMIC)さん
そういうのって素敵ですよね
時代の進化は上手く利用していきたいものです
batsuichi-kizoku (id:doto-trigger-project)さん
その考えはめっちゃ素敵だと思います
記事も読ませていただきました!
応援してまーす!
id:enforさん
いやホントこれですね
もちろん「別に注目とかはいいよ」って人はそれでもいいんですけど、評価されないならこういう事もしっかりやっていくのも努力の内だと思います
しんくん (id:ba9man21)さん
ありがとうございますw
確かに見て貰わなければその作品が素晴らしいかどうかも分からず少ない輪の中で納まってしまう。だからこそ、見てもらう知って貰うという事に関しては創作を個人的に行っている者としては共感できるなぁと思いつつ、何処かで引っ掛かりを憶えてしまった。
確かに、情報発信をすることによって様々な人達に見て頂く機会を設けられる。
それが、自らを助く事になることも想像に難くない。
けれど、それが甘えかどうかと言われてしまうと、それが本稿のテーマとして相対的な評価というで決められてしまうという事がやはり、よく分からない疑問を抱えてしまう。
そこでどうしても考えてしまう事は、ここに経済というモノが絡んでしまう事が、最後の一文に全てがあるような気がしてならないような。
それが一つ双方の壁だったりするのかもしれないような…。
クリエイターにも様々な人がいる、だからこそ、発信力を磨く事も大事ではあるけれど、それは自らの想像の域を越えてしまうか超えてしまわないか。自らのゴールは何処にあるのか、ただそれだけなんだろうなぁ。
通りすがーりさん
そうですね。甘えという書き方は適切ではないかもしれませんね
(商業的に成功したいのであれば)甘え
といった感じですかね
結局のところはその人のゴール次第というのは同意見です