うわ、でたよ! 主語でかい系のタイトル!
とか思ってちょっと避けてた本書ですが、お正月で時間もあったので読んでみました
別に
「いや普通に考えて12着くらい持ってるフランス人もいるから」
とか野暮な突っ込みをするために読んだわけじゃないよ!
なんかスゴイ売れてるらしい。アメリカでベストセラー! とか50万部突破! とか書いてあった
別に買った理由とは関係ないけど、最近話題の「ミニマリスト」との関連性も中々あるようだ
この本に書いてある事
ようは
「シックであれ」
という事
でもこの「シック」が中々厄介で、言葉を聴いてなんとなくイメージは付くと思うんだけど、はっきりとは表し難い
それは人や物の外見だけでなく、そもそもの生き方、ライフスタイル、暮らし方、心の持ち方までも表している
筆者曰く、パリの女性たち(たぶん男性も)はとにかくシックだという
彼女たちは自分達の事を良く知っていて、服装にも食事にもインテリアにも「こだわり」を持っている
そういった部分にはお金をかけるが無駄を嫌い、本当に気に入ったものを長く使う(この辺がおそらくミニマリスト達の考えと一致する)
日常の中のささやかな喜び
これを見つけることが大切だ、と本書では繰り返し書かれている
やらないといけない家事、勉強、仕事、それらの全てを楽しもう。という事だ
「ちょっとした楽しみ」「ちょっとしたわくわく」を生活に仕込み、普段当たり前にしていることを楽しくてわくわくする事にする
さっきの「質の良いものを使う」というのも関係してくる
ようは「わくわくするモノ」で周りを満たしていこうぜ、って事だと思う
著者がいうには自分の心の持ち方次第で、例えパリにいなくても、どこにいても、生き生きと暮らせるはずだ、と
ミニマリスト的な考え方
既に少し触れたが、この本を読んでいて以前読んだミニマリストの人の本(詳細下)
にかなり通じる部分がある
先ほど書いた「日常の中のささやかな楽しみ」を見つけるという部分が非常に合致する
僕達は毎日中々のストレスの多い、忙しい毎日を送っている
日々耐えながら束の間の休日を渇望し、買い物や旅行で憂さを晴らす
しかし、楽しい時間は一瞬。すぐにまた「いつもの日常」に帰らなければならない
それならば、生活をなるべくシンプルにして、毎日の暮らしにささやかな喜びを見つけるほうが、ずっと楽しい、という考え方だ
精神的にもかなり良いと思う
それらの方法については本書にぎっしりつ詰め込まれている。というより、そのような「シック」な暮らしをするにはどうするか、ということが延々と書かれているのが本書だ
まとめ
主に女性に向けた本だったようだが、男性である僕でも十分楽しむ事が出来た
特にミニマリストな方々は共感出来る部分が多いのではないかと思う(僕は違うが)
- 「シック」に生きる
- 何気ない「いつもの日常」に楽しみを見出す
本書の内容はとにかくここに集約する
実際に行動に移すには難しい部分も所々あるが、共感出来る部分も多い
僕も日常の中にも「こだわり」を持ちながら、楽しみを見出していきたいと思う
そんな感じ!
おわりっ
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