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漫画『惑星のさみだれ』をネタバレ無しで全力で紹介する

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惑星のさみだれ (8) (ヤングキングコミックス)

 
 
以前書いた好きな漫画ランキングベスト111で、上位は有名な王道作品が並ぶ中、比較的マイナーでありながら2位にランクインさせた「惑星のさみだれ」という漫画
 
 
またこれが笑って泣けて熱いっていう良い作品なんですよ!!
 
ってわけで滅茶苦茶面白いんでさらに詳しく紹介します
 
 
ちなみに惑星のさみだれは、たまに厨二作品と言われる事があります
 
それはある意味合っていてある意味間違いない!
 
確かに厨二病的に(どちらかといえば高ニ病的に?)最高に「クル」部分も多い
 
しかし上手く言えないのだが、何と言うかこの作品は非常に大人目線の部分があるのだ
 
むしろ厨二(高二)病から成長していくのにとても良い漫画なのだ!
 
 
ってわけで是非読んで欲しいんで本筋に関するネタバレは無しにしますが、全くないとも言いきれないんで、まっさらな状態で読みたい方は気を付けてください

wikiからあらすじ

 
主人公の雨宮夕日は、ある朝、言葉を喋るトカゲから世界を救う騎士の1人として選ばれたことを告げられる。最初は無関心な夕日だったが、敵である魔法使いが生み出した泥人形の襲撃を受ける。死を覚悟したその時、守るべき姫である朝日奈さみだれに救われ、更に常人ならざるさみだれの気概に触れたことで彼女に忠誠を誓う。ここにひとつの主従が生まれ、この時から夕日の戦いが始まった
 
 
ついでに勝手に作ったあらすじだと
 
地球が悪い魔法使いに壊されそう! 悪い魔法使いを止めるには魔法使いの手下12体を倒す必要がある! 
 
 ↓
 
というわけで、良い魔法使いが主人公含めた仲間達12人に「願いを1つ何でも叶えてやるから協力して地球を救って」と現れる
色々あって一致団結する主人公チーム
 
↓ 
 
しかし、ヒロインが地球を壊すのを阻止したい理由は
自分が地球をぶっ壊したいから」
だった! さらに主人公はヒロインにゾッコン!
 
 
というわけで皆と協力して地球守るけど、悪い魔法使い倒したらヒロインと一緒に二人で地球ぶっ壊す! 
という事を目標に第三勢力として行動します
こんな感じ! この第三勢力っていう構図も新しくて面白い
 
現実世界+ファンタジーバトル系の作品になります
 
これだけ聞くとバトルメインのような気もして、確かにバトルシーンも独特な設定が活かされていて面白いし、敵の攻撃力が高いので、味方が1発攻撃を食らっただけで死んだりと緊張感もあるのですが、この作品の魅力はそこだけでは留まりません

キャラクター達の成長

 
主人公を始め、多くのキャラクター達は子供です。ゆえに、物語を通じてどんどん成長していきます
特に成長したのは主人公「雨宮夕日」と「茜太陽」君でしょう
 
 
まず主人公。こちらのメガネをかけている雨宮夕日
惑星のさみだれ 1 (ヤングキングコミックス)
 
この主人公、序盤、とにかくキモいです
 
外見的に~って言うよりは、とにかく拗らせています。ひたすら内に内に閉じこもっています。このキャラが気に食わずに投げ出してしまう人もいるのですが、そこで止めるのはもったいない!
 
主人公雨宮、泥人形と戦い、仲間達と触れあい、修業をしながら、どんどん外側も内側も成長していきます。ずっと子供として大人の背中を追うだけだったのが、さらに小さな子供達から見れば自分がその「大人である」事を考えるようになり
厨二病崩れ無気力キャラから、段々と熱い男になっていきます。是非その過程を楽しんでください。
 
そしてもう一人
惑星のさみだれ (7) (ヤングキングコミックス)
 
これの真ん中の太陽君。中々いけすかないガキですが、ラスト付近の太陽、最高です
嗚呼、ネタバレ無しだと何も語る事が出来ない
 
 

それを見守る大人達

 
少年少女が主役の漫画だと、大人って蚊帳の外だったりする事が多いと思うのですが、この作品の大人たちは重要な役割を担っています。
 
この大人がまた良い味を出しています
 
この作品の子供立ちの成長に「大人」は欠かせません
大人たちは道を示し、子供達はそれを見て、大切な何かを受け取り成長していくんです
 
 

収束されていく物語

 
ネタバレ無しとか言ったけど、これだけは言わせて欲しい
伏線、結構あるから!!
 
需要あったら別記事でまとめるけど、ぶっちゃけググったら既にいっぱい記事あります
 
ただ、この伏線気付かなくても普通に物語を楽しめます
物語りの中枢というよりは、後から知ると「おお!」ってなるタイプですね
 
そいいうの、いいよね
 
 

テンポの良さ、まとまりの良さ

 
話を大きく広げ、きっちり収束させ、しっかりまとめあげた上での全10巻
 
その割に駆け足感もない。全体に無駄が無い。素晴らしい!
 
やはり漫画はきちんと完結してなんぼですね。打ち切りとかではなく、1つの物語が10巻のうちにしっかりと収まっています。1本の映画のような作品だと例えられる事もありますね
 
 
特に全員が出揃って話が収束していく中盤~後半が最高です! 僕は3巻くらいから「おっ」ってなって6巻くらいからもう止まらなかったです
 
人によっては(僕個人的にも)序盤が少し退屈かもしれませんが、是非そこで投げ出さずに読んでみてほしいです
 
 

まとめ

 
総じて言うと最高なんだ!!
 
僕はこの作品を「マイナーな作品」だと思っていたけど、漫画好きの間では最早定番のようで、マイナーとして紹介すると怒られたりする。掲載紙ヤングキングアワーズやぞ! マイナーでええやろ!(でも、時期や掲載紙が違っていたらどうなるのかというのは非常に気になるところだ)
 
 
ただ2chとかの「マイナーだけど面白い漫画」みたいなスレ何かだと常連な作品なので、マイナーの中での有名な作品と言えばそうかもしれない。なんだろう。二軍のエース的な?
 
 
僕は有名な作品を含めてそれなりに多くの漫画を読んだけど、その中でも滅茶苦茶好きな作品だ。読んでいると胸が熱くなる
 
読んだことのない人(特に男子!)には是非読んで頂きたい!!
 
そんな作品だ!
 
 
おわりっ
 
 

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