電子化が進んだ昨今でも、まだまだボールペンで書かなければいけないことが多い重要な書類。
やっとのことで気合を入れて書き始めても変な持ち方をしているせいですぐに疲れてしまう…。
慣れてしまった自己流の持ち方を矯正せずに手の痛みを我慢して書き続けた結果、今でも中指だけ固くなっている方も多いのでは?
長いこと自己流の持ち方を続けてしまうことで生じる悩みですが、正しいペンの持ち方によって改善することができます。
この記事では疲れにくい正しいペンの持ち方のコツと、ペンだこにならない方法を詳しく解説していきます!
ボールペン・シャーペンの正しい持ち方解説
この章では、ボールペン・シャーペンの正しい持ち方について解説していきます。
これから紹介する4つのコツを意識した持ち方をすれば、書き始めたばかりなのにすぐに疲れてしまうという悩みを解消することが可能です。
タップで知りたい方法にジャンプできますよ。
正しい持ち方のコツ1:ペン先から3㎝離した場所を持つ
ペン先から3cm程度離して持つことで安定した字を疲れずに書くことが可能です。
ペン先に近すぎる位置で持つことで可動範囲が狭まり見にくい文字になりがちです。
また力が入りやすくなるので疲れの原因になります。
逆にペン先から離しすぎるとペンのバランスが取れず細かい漢字が書きにくくなってしまいます。
長時間書いても疲れにくい書き方とは適切な位置でペンを持つことです。
指にフィットしてくれるグリップ部分を目安にするのがペンだこ対策としてもおすすめです。
グリップ部分が大体3㎝だから、実際にペンを持って確認してみてね。
正しい持ち方のコツ2:強く握らずに支える程度に持つ
正しい持ち方をすることで強く握らずともしっかりとした字を書くことが可能です。
力を入れて書けば濃くはっきりとした字になる一方で、疲れやすく長時間書くことが難しいというデメリットも。
まっすぐきれいな文字を書くためにも、支えるようにしてペンを持つことを意識してみてくださいね。
たまご1個分くらいの空間が作れているのが理想の握り方です。
正しい持ち方のコツ3:親指・人差し指・中指の3本でペンを持つ
ペンを持つにあたっては親指・人差し指でペンを軽くつまむようにし、中指で支えることが大切です。
また残りの薬指と小指は机に自然に添う形に、小指の側面は机に固定するようにします。
ペン先からみて三角形をイメージしたフォームになっていれば正しい持ち方ができている証です。
慣れるまでは三角形になっているかを確認してから書き始めるのが良いでしょう。
小指以外の指で支えていたから、バランスが悪かったんだ、、、
正しい持ち方のコツ4:紙に対して60°の角度でペンを持つ
意外と忘れてしまいがちですが、正しい持ち方をする上でペンの「角度」も重要なポイントです。
紙に対して60°で、ペン先がやや手前に傾く程度が理想の角度と言われています。
ペンを寝かせすぎたり垂直に立てすぎてしまうとバランスが取りにくいだけでなく、スラスラ書くことができません。
紙に対して60°の角度で小指の側面を紙にしっかり固定しながら書くのを意識してみてください。
この60°という角度は適度な力加減で長時間書きやすいフォームですよ。
ボールペン・シャーペンの正しい持ち方による効果について
この章ではボールペン・シャーペンを正しく持つことで得られるメリット・デメリットを詳しくみていきましょう。
タップでメリット・デメリットに移動できます▼
正しい良い持ち方になるメリット
ボールペンやシャーペンの正しい持ち方のメリットは下記の通りです。
・見栄えがいい
ペンを正しく持つことができると見栄えが良くなり、上品かつ好印象を与えることができます。
・きれいな線を書けるようになる
持ち方が安定することで手がブレにくくなるため、きれいな線が安定して書けるようになります。
・文字をきれいに書きやすくなる
とめ・はね・はらいや文字のメリハリがつけやすくなるので、きれいな字を書くことが可能です。
・ペンだこができにくくなる
3本の指でバランス良く持つことで筆圧が均一に分散されるためぺんだこができにくくなります。
・長時間文字を書いても疲れにくい
指や手首に余分な負荷がかからないため、長時間書き続けても疲れにくい書き方ができます。
見栄え以外に、美文字への近道になるなら徹底して実践します!
間違った悪い持ち方のデメリット
間違った持ち方のデメリットは下記の通りです。
・見栄えが悪い
不恰好な持ち方になってしまうため、人によってはだらしがないというイメージを持たれることに繋がってしまうでしょう。
・真っすぐ線をひきにくい(ゆがんでしまう)
真っ直ぐな線を書こうと思っても力が入りすぎてしまうため滑らかな線をかけなかったり、ゆがみにつながりやすくなります。
・文字をきれいに書けなくなる
筆圧や角度が不安定になり、文字のバランスが取りにくいため理想の文字を書くことが難しくなります。
・変わった場所にペンだこが出来てしまう
筆圧が分散しきれず特定の指に負荷がかかってしまうため、ペンだこができやすくなります。
・長時間字を書けない
指、手首、肩に余分な力が入ってしまうことですぐに疲れやすく長時間書くことが難しくなるでしょう。
見栄え以外に悪いことがいっぱい、、、長時間書くことが最近辛くなってきたので、癖を出来るだけ直したいです。
持ち方以外に正しい姿勢が出来ているかチェックしよう!
書道教室では筆の持ち方と書く姿勢は最初に教えられるほど、字をきれいに書く上では欠かせない要素です。
この章ではボールペンやシャーペンの持ち方以外に、「正しい姿勢」について解説していきます。
正しい姿勢ができているか不安という方は、下記3つのコツをぜひチェックしてみてください。
タップで正しい姿勢の要所にジャンプできますよ。
正しい姿勢1:片方の手でしっかり紙を押さえる
文字を書くときに両方の手をしっかり使えていない方は注意しましょう。
利き腕で正しくペンを持ち、もう一方の手では紙をおさえておくのが正しい姿勢です。
おさえていない状態で書き始めてしまうと紙の位置が定まらなかったり、ズレたりしやすくなってしまいます。
紙に文字を書く場合は、必ず片方の手で固定して書き始めるようにしてください。
紙を押さえない時は姿勢も自然に悪くなっちゃいますね。
正しい姿勢2:背中を丸めない
背中が丸まってしまっている方は正しい姿勢ができていません。
いわゆる猫背の姿勢だと頭が自然と前に突き出してしまうので、文字の視点が変わりバランスの悪い字になりがちです。
また身体への負担が大きく肩こりを引き起こす原因になるなど疲れやすさにもつながるので注意しましょう。
背筋を伸ばした状態で、机と身体の間に握りこぶし1つ分を空けて書けているのがベストな姿勢です。
机にはくっつきすぎずに適度な距離で姿勢よく書きましょう!
正しい姿勢3:肩の力を抜いて浅く腰掛ける
きれいな字を書くために、手だけではなく全身を使って書くことを意識しましょう。
そのためには肩の力を抜き、深く腰掛けすぎないことを心がけ楽な姿勢をとることが最も近道です!
心を落ち着かせリラックスした状態で書くことで、指も動きやすくなり綺麗な字を書くことができるようになります。
ついついきれいな字を書こうとすると指や肩に力が入りがちだから気を付けなくっちゃ、、、
ペンだこが出来る方に!ペンだこになりにくいおすすめグッズ3選
この章ではペンだこ対策におすすめのボールペンやシャーペングッズを3つ紹介していきます!
書き方に気をつけていても、気づくとペンだこができてしまうという方は、ペン自体に原因があるかもしれません。
グリップが固いとどんなに持ち方が正しくても負担がかかりやすくなりますので、ペンだこになりにくくする便利グッズを活用してみてくださいね。
ナカトシ ソフトグリップ
「ナカトシ ソフトグリップ」はお気に入りのペンだけど持ちにくかったり、持ち手が硬くて指が疲れてしまう方におすすめのグッズです。
自分のお気に入りのボールペンやシャーペンに簡単に取り付けられるのがポイントでペンだこができるのを防いでくれます。
やわらかくゴム素材を使用しているため弾力があるのが特徴で、すべりにくく安定した文字が書けるようになる優れものです。
いちいち取り付ける必要がなく失くしてしまうといった心配がないので大人だけでなく子どもも安心して使えます。
すみっコぐらし えんぴつホルダー
「すみっコぐらし えんぴつホルダー」はマスコットを手のひらで包むように握り書くことで、自然と正しい持ち方ができるグッズになっています。
使い方としてはマスコットを鉛筆にキーホルダーのようにつけ、優しくにぎにぎしながら書くだけ!
慣れないうちは使いにくさを感じるかもしれませんが、慣れたころには正しくたまご1個分の空間を意識したペンの持ち方に矯正されているはずですよ。
ペンを持つと無意識に強く握りすぎてしまうという方はぜひ試してみてください。
パイロット 油性ボールペン
「パイロット ドクターグリップ」は長時間書いても疲れにくいのが特徴で、首・肩・腕への負担を軽減してくれます。
ソフトグリップがだれにでもフィットする安定感のある握りを実現させ、独自の重量バランスで動かしやすく書きやすい万能ボールペンです。
引用:外側を内側よりも高硬度とした二重構造にすることで、適度な柔らかさを保ちながらも、安定感のある握りが可能です。また、表面 のさらっとした手触りも特長です。
疲れを軽減してくれるドクターグリップはボールペンだけでなく、シャーペンも人気です。
ボールペン、シャーペンの正しい持ち方のよくある質問
この章ではボールペン、シャーペンの正しい持ち方のよくある質問を紹介していきます。
- ボールペン、シャーペンによって正しい持ち方は変わる?
-
ボールペンとシャーペンで持ち方は変わりません。
- ボールペン、シャーペンを正しく持つためにはどうすればいいですか?
-
まず親指と人差し指でペン先をつまむように持ちます。
次に中指を添えペン先から見て三角形になるのが正しい持ち方です。 - どうしても力が入ってしまってしまうのですが…
-
正しくペンを持てていないことが原因ですので、コツを意識して書くようにしましょう。
また指や手首に負担をかけすぎないように、体全体を使って書くことを意識してみてください。 - 間違った持ち方のクセは直すべきですか?
-
きれいな字が書けなかったり、疲れやすくなったりするためなるべく早めに直す必要があります。
- 姿勢が悪いと字はうまく書けませんか?
-
正しい持ち方と同様に姿勢が悪いと字をうまく書くことができません。
しっかり背筋をのばしリラックスして書くことをおすすめします。
ボールペン・シャーペンを正しく持つことで疲れにくく、きれいな文字に近づけます。
毎回ボールペンやシャーペンで書くことに対して苦手意識を持っている方は、今回ご紹介した例を参考にしながら正しくペンを持つことを意識してみてください。
慣れないうちは、どうしても今までの持ち方に無意識に戻してしまいがちですが継続することで、たくさん書いても疲れにくくなっていきます。
また正しい持ち方ができていれば自然と文字も綺麗に書けるようになっていきますよ。
今回紹介してきたコツをいきなり全てやるのではなく、取り入れられるものから実践してみてくださいね。
きれいな姿勢も意識しながら今から実践してみます!
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- 独学となるとなかなか続かない
- 独特な文字のくせが出てしまう
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