今回は、ひらがなの「あ」から「ん」までの正しい書き順やきれいな書き方のコツを紹介します。
ひらがなは「画数が少なく」、「曲線が多い」文字です。
ひらがなはバランスが取りづらく、書道経験者でも難しいと感じる人が多い文字なのです。
ひらがなは日本語の基本でありながら、正しい書き方をじっくり教わる時間がとても短いのでこの記事を参考に美文字へと近づけていきましょう。
ひらがなが綺麗だと、文章全体を眺めた時に「綺麗な字」と認識されやすい
日本語の文章の7割はひらがなで構成されています。
登場回数が多いひらがなを綺麗に書くことで、全体の雰囲気がキュッと引き締まります。
日本語の文章は文字の大きさと、文字同士の間隔をバランスよく配置することが美文字のポイント。
ひらがなの読み飛ばしボタン
→気になる書き順を知りたい方はこちら
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ひらがなのあ行:あいうえおのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのあいうえおの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
『あいうえお』のひらがなは日常場面でも書くことが非常に多いもの。
- ありがとう
- いただきます
- うれしい
- えき
- おはようございます
この他にも書くことがある場面の文字はたくさんあります。
そのため、お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『あ』の書き方や書き順について
『あ』の元になった漢字→【安】
- みぎあがりに動かしとめる
- 気持ち真ん中をふくらませる
- えんぴつは離さずにとめ、はらいを行う
ひらがなの『い』の書き方や書き順について
『い』の元になった漢字→【以】
- 軽くふくらませて大きくはねる
- ぺんぴつの流れで打ち込みとめる
ひらがなの『う』の書き方や書き順について
『う』の元になった漢字→【宇】
- 真ん中にしっかりと打ち込む
- 右上がりに上げた後大きく曲げて真ん中の位置まではらう
ひらがなの『え』の書き方や書き順について
『え』の元になった漢字→【衣】
- 上真ん中の位置から打ち込む
- 右上がりに書きしっかり折る、止めるを行い最後は曲げて止める
ひらがなの『お』の書き方や書き順について
『お』の元になった漢字→【於】
- 右上がりに打ち込む
- えんぴつは離さずにとめ、はらいを行う
- 一画目と同じ高さでとめる
ひらがなのか行:かきくけこのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのかきくけこの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- かった
- きょう
- くだもの
- けんこう
- こんにちは
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『か』の書き方や書き順について
『か』の元になった漢字→【加】
- みぎあがりに持ち上げ曲げて大きくはねる
- 一画目はねた所に当たらない離れた位置でとめる
- 少し離れた位置から書き出す
ひらがなの『き』の書き方や書き順について
『き』の元になった漢字→【幾】
- みぎあがりに動かしとめる
- 一画目よりも気持ち長めにとめる
- 少し曲げて四画目の方へはねる
- 流れる位置から書き出し、とめる
ひらがなの『く』の書き方や書き順について
『く』の元になった漢字→【久】
- うちこみは少し右側、上よりも少し長めに書く
ひらがなの『け』の書き方や書き順について
『け』の元になった漢字→【計】
- 少しふっくらさせる気持ちで書いてはねる
- はねたあと流れるようにうちこみ右上がりに書く
- 二画目の真ん中より少し右側の位置から打ち込み大きくはらう
ひらがなの『こ』の書き方や書き順について
『こ』の元になった漢字→【己】
- 右下がりに動かしはねる
- はねたあと流れるようにうちこみ、軽く曲げてとめる
ひらがなのさ行:さしすせそのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのさしすせその順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- さようなら
- ~しましょう
- すみません
- せいかい
- そのとおり
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『さ』の書き方や書き順について
『さ』の元になった漢字→【左】
- みぎあがりに動かしとめる
- 少し曲げた後大きくはねる
- 流れに沿って打ち込みしっかりとめる
ひらがなの『し』の書き方や書き順について
『し』の元になった漢字→【之】
- しっかりとまっすぐ下におろし、大きく曲げてはらう
ひらがなの『す』の書き方や書き順について
『す』の元になった漢字→【寸】
- みぎあがりに大きく書く
- 右側からうちこみ、おむすびのように柔らかい三角形を意識し大きくのばす
ひらがなの『せ』の書き方や書き順について
『せ』の元になった漢字→【世】
- みぎあがりに動かしとめる
- 二画目は高さが一番高い所でうちこみはねる
- 流れに沿って三画目をうちこみ、丸く曲げてしっかりとめる
ひらがなの『そ』の書き方や書き順について
『そ』の元になった漢字→【曽】
- 右に書く際には常に右上がりで書いて、おる際にはえんぴつは離さずしっかりとめて、最後大きく曲げてとめる
ひらがなのた行:たちつてとのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのたちつてとの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- たのしかった
- ちょっと~
- つかれた
- ていねいな
- とても~
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『た』の書き方や書き順について
『た』の元になった漢字→【太】
- みぎあがりに動かしとめる
- 右から左斜めに書きとめる
- 右上がりに動かしはねる
- 流れに沿って丸くしっかりとめる
ひらがなの『ち』の書き方や書き順について
『ち』の元になった漢字→【知】
- みぎあがりに動かしとめる
- 左斜め下に動かしておった後「つ」を書くように大きく曲げてはらう
ひらがなの『つ』の書き方や書き順について
『つ』の元になった漢字→【川】
- みぎあがりに動かし曲げた後大きくはらう
ひらがなの『て』の書き方や書き順について
『て』の元になった漢字→【天】
- みぎあがりに動かし、おった後真ん中の位置まで曲げておった位置の高さでとめる
ひらがなの『と』の書き方や書き順について
『と』の元になった漢字→【止】
- 一番高い位置から右斜めに落としとめる
- 一画目より低い位置にて大きく曲げてしっかりとめる
ひらがなのな行:なにぬねののきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのなにぬねのの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- なまえ
- にんじゃ
- ぬいぐるみ
- ねんがじょう
- のうひん
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『な』の書き方や書き順について
『な』の元になった漢字→【奈】
- みぎあがりに動かしとめる
- 斜めに下してとめる
- 点をうってからはらい
- 流れに沿って空間が空くようにむすんでとめる。
ひらがなの『に』の書き方や書き順について
『に』の元になった漢字→【仁】
- 下にふくらませながら下げてはねる
- 流れに沿って少しみぎあがりでとめる
- 右下がりでとめる
ひらがなの『ぬ』の書き方や書き順について
『ぬ』の元になった漢字→【奴】
- 斜め下に動かしとめる
- 大きく斜め下にさがり、えんぴつをはなさず2回おり、大きく曲げた後むすびとめる。
ひらがなの『ね』の書き方や書き順について
『ね』の元になった漢字→【祢】
- 下にしっかりおろしとめる
- みぎあがりの後、2回おって大きく曲げてむすび、とめる。
ひらがなの『の』の書き方や書き順について
『の』の元になった漢字→【乃】
- 斜め下に移動し、二回おった後大きく曲げてはらう
ひらがなのは行:はひふへほのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのはひふへほの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- はい
- ひにち
- ふたり
- ○○さんへ
- ほんとう
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『は』の書き方や書き順について
『は』の元になった漢字→【波】
- 少しふくらませながら大きくはねる
- 流れに沿って打ち込み気持ちみぎあがりでとめる
- 下におろして空間が空くようにむすび、最後にとめる
ひらがなの『ひ』の書き方や書き順について
『ひ』の元になった漢字→【比】
- うちこみ後は右に上がり、おった後大きくふくらませながら曲げて最後とめる
ひらがなの『ふ』の書き方や書き順について
『ふ』の元になった漢字→【不】
- 右斜め書いていき大きくはねる
- 流れに沿ってうちこみ曲げてはねる
- 下の位置でうちこみ、はらいを行う
- 流れに沿ってうちこみとめる
ひらがなの『へ』の書き方や書き順について
『へ』の元になった漢字→【部】
- うちこみ後は大きくみぎあがりで短めに、そのあとは長めに右下がりでしっかりとめる
ひらがなの『ほ』の書き方や書き順について
『ほ』の元になった漢字→【保】
- 少しふくらませながら大きくはねる
- 流れに沿って打ち込み気持ちみぎあがりでとめる
- 二画目と同じ位置でとめる
- 下におろして空間が空くようにむすび、最後にとめる
ひらがなのま行:まみむめものきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのまみむめもの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- まだ~です
- みんなで
- むずかしい
- めんどくさい
- もう少し~
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『ま』の書き方や書き順について
『ま』の元になった漢字→【末】
- みぎあがりに動かしとめる
- 一画目より左右どちらも短めに書く
- 真っすぐ下におろし、空間が空くようにむすびとめる
ひらがなの『み』の書き方や書き順について
『み』の元になった漢字→【美】
- 右上がり後おった後空間が空くようにむすび、右下がりでとめる
- 真ん中より少し上の位置からうちこみはらう
ひらがなの『む』の書き方や書き順について
『む』の元になった漢字→【武】
- みぎあがりに動かしとめる
- 真っすぐおろして、空間をつくるためにおむすびを作り大きく最後はねる
- 一画目と同じ高さでうちこみとめる。
ひらがなの『め』の書き方や書き順について
『め』の元になった漢字→【女】
- 斜め下に動かしとめる
- 大きく斜め下にさがり、えんぴつをはなさず2回おり、大きく曲げた後しっかりはらう
ひらがなの『も』の書き方や書き順について
『も』の元になった漢字→【毛】
- 下におろす時にはふくらませて大きく曲げ、最後大きくはらう
- 三画目と向き合うように丸く書きながらとめる
- 二画目と同じ長さで丸く書きながらとめる
ひらがなのや行:やゆよのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのやゆよの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- やはり
- ゆっくり
- よろしくお願いいたします
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『や』の書き方や書き順について
『や』の元になった漢字→【也】
- みぎあがりに動かし大きく曲げてはらう
- 三画目より少し上の位置でうちこみ、はねる
- 流れに沿ってうちこみ、斜め下におろしてとめる
ひらがなの『ゆ』の書き方や書き順について
『ゆ』の元になった漢字→【由】
- 下におろして、おった後大きく曲げてはらう
- 流れに沿ってうちこみ、おおきくはらう
ひらがなの『よ』の書き方や書き順について
『よ』の元になった漢字→【与】
- みぎあがりに動かしとめる
- まっすぐおろした後、むすびしっかりとめる
ひらがなのら行:らりるれろのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのらりるれろの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- ~らしいです
- りんご
- ~る:ある、いる
- れいわ
- ~だろう
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『ら』の書き方や書き順について
『ら』の元になった漢字→【良】
- 真ん中の位置からうちこみおおきくはねる
- 流れに沿ってうちこみ下におろしおり、「つ」のように大きく曲げてはらう
ひらがなの『り』の書き方や書き順について
『り』の元になった漢字→【利】
- うちこみ後は下にさげ、2画目の開始位置に向けてはねる
- 流れに沿ってうちこみ、おおきくはねる
ひらがなの『る』の書き方や書き順について
『る』の元になった漢字→【留】
- みぎあがり後は2回おり、「つ」を書くように大きく曲げ、むすんだ後とめる
ひらがなの『れ』の書き方や書き順について
『れ』の元になった漢字→【礼】
- 少し丸みを持たせながら下におろしとめる
- みぎあがり後2回おり、右上がりに上げた後まっすぐおろしはねる
ひらがなの『ろ』の書き方や書き順について
『ろ』の元になった漢字→【呂】
- みぎあがりに動かし二回おった後大きく曲げてはらう
ひらがなのわ行:わゐゑをんのきれいな書き方、書き順を解説
ひらがなのわゐゑをんの順番に書き方やポイント、コツを紹介していきます。
- わかりました
- ~をお願いしたいです
- がんばります
お手本を見ながら書き方の練習としてもお役立てください。
ひらがなの『わ』の書き方や書き順について
『わ』の元になった漢字→【和】
- 下にしっかりおろしとめる
- みぎあがりの後、2回おって大きく曲げてはらう
ひらがなの『ゐ』の書き方や書き順について
『ゐ』の元になった漢字→【為】
※普段書くことはないので練習は不要です。(私も普段は一切書かないです笑)
- みぎあがりに動かしおった後空間を意識して曲げ、右上がりに書き大きく曲げてむすびとめる。
ひらがなの『ゑ』の書き方や書き順について
『ゑ』の元になった漢字→【恵】
※普段書くことはないので練習は不要です。(私も普段は一切書かないです笑)
- みぎあがり後2回おり、大きく曲げてむすびそのまま斜め下におろし、二回おった後みぎあがり後はらう
ひらがなの『を』の書き方や書き順について
『を』の元になった漢字→【遠】
- みぎあがりに動かしとめる
- ななめ下に下げ、おった後曲げてとめる
- 「と」同様にななめに下げて曲げながら最後真っすぐ書きとめる
ひらがなの『ん』の書き方や書き順について
『ん』の元になった漢字→【无】
- ななめ下にさげておった後、位置を戻して2回目おった後は大きく曲げてはらう
ひらがなをきれいに書く上でのよくある質問
この章では、ひらがなをきれいに書く上でのよくある質問を紹介します。
見て学ぶ以外に鉛筆、ペンを持っていざ実践!
- ひらがなをきれいに書くためにはどのようなポイントが大切ですか?
-
ひらがなをきれいに書くためには、筆順や字形を正しく覚え、バランスの良い文字の大きさや間隔に注意することが大切です。
また、筆圧を一定に保ち、リズム良く書くことも重要です。 - ひらがなのバランスを良くするためのコツは何ですか?
-
ひらがなのバランスを良くするためのコツとしては、文字の形をきちんと覚え、横や縦の線の長さを均一に保つことが大切です。
また、文字間のスペースを一定に保ち、きれいに書くことを意識して実践することが大切です。 - 子供にひらがなを上手に書かせるための指導方法は何ですか?
-
子供にひらがなを上手に書かせるための指導方法としては、まず筆順や字形を正確に教え、楽しみながら練習できるように工夫することが大切です。
また、子供の書いた文字に対して適切なアドバイスや助言を行い、自信を持たせることも効果的です。 - 筆圧を整えるための練習方法は何ですか?
-
筆圧を整えるための練習方法としては、まず自分の筆圧を意識し、同じ形の文字を繰り返し書いてみることが効果的です。
また、線を引く練習や、短い線から長い線への強弱の練習も役立ちます。
ひらがなをきれいに書くためにお手本を見て練習して美文字を目指そう!
今回は「あ」から「ん」までのひらがなの書き方や見本を書き解説しました。
「ゐ」や「ゑ」を書く機会はないので必要性は薄いですが、他のひらがなはよく使う場面が多いです。
実際にえんぴつやペンを持ってノートに書いてみることでそれぞれのひらがなの特徴が分かってきます。
まずは大きくのびのびと字を書いてきれいな美文字へとつなげていきましょう!
カタカナのきれいな書き方は下記をチェック▼
早く文字を上達したい方は通信講座がおすすめ
「文字を上手に書きたい」「自分の文字のくせを直したい」「時間がないけど美文字になりたい」という方は1日20分でゆったり学べる『ユーキャンの実用ボールペン字講座』がおすすめ。
- 独学となるとなかなか続かない
- 独特な文字のくせが出てしまう
- 車や電車を使って教室まで通うのは正直面倒…。
ユーキャンなら合計10回の添削指導があり、先生が1文字ずつ丁寧にアドバイスをしてもらえます。
枠ぎっしりにアドバイスを毎回いただけるので、途中で辞めずに最後まで頑張ろう!ってなりますよ。
なお、年齢は一切関係なく、60歳から始められる方もいらっしゃいます。
パソコンやスマホの普及で書くことが減っていますが文字は『一生の宝』で入って後悔はしません。
資料はボールペン字講座初心者でも的確で分かりやすく自分のペースで進められる量なので効果を実感しながら進めることが可能です。
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今よりも美文字に近づける!ボールペン字の通信講座のおすすめもこちらで紹介しています▼
今よりも美文字に近づきたい方は下の記事も読んでみてくださいね。
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