- 習字、書道教室に入る上での選び方
- 子供・大人別におすすめの書道教室
- そもそも習字教室と書道教室の違い
書道教室は大人の習い事人気ランキングでもTOP10に入る人気の習い事です。
こちらの記事では書道経験者の視点から「子供」・「大人」別におすすめできる書道教室の選び方を5つの基準で解説していきます。
書道教室なので、毛筆を習う前提でご説明していきますが、ペン字や硬筆のコースも合わせて紹介していきますので、字が上手になりたい方に必見の内容となっております。
習字や書道の通信講座を探している方はコスパよく美文字になれるこちらの記事もご覧ください▼
習字・書道の違いってなに?
書道教室の選び方やおすすめの教室を紹介する前にそれぞれの言葉の意味から紹介していきます。
「習字」とは正しく美しい字を学ぶこと。
楷書・行書を美しく書けるように学ぶ内容です。小学校の時の書写の授業に近いイメージ。
「書道」とは書(字)で芸術の表現方法を学ぶこと。
楷書・行書・草書・篆書・隷書、仮名の分野に分かれ、それぞれの字体の歴史を学ぶ古典学習。
初心者は楷書から始めていき、ステップアップしていくごとに書の世界が広がります。
習字と書道を解説するとしたらこのような説明になります。
しかし、書道を学ぶにはまず正しい字の形を学ぶ必要があるので、習字の次のステップに書道という表現方法があると考えて頂ければ大丈夫です。
書道の方が難しく感じる気もしますが、書道教室も習字教室も「お手本に近づく」ことをひとつのゴールとして学習していきます。
基本はどちらも同じで、書道団体によって呼び方が変わる程度と考えておいて問題ないです。
習字・書道教室の5つの選び方について
子供の頃習っていた方はイメージしやすいですが、始めて教室を探すとなると何を基準に選べばいいのか想像もつかないですよね。
「大人も通える?」「月謝はいくら?」「師範は取れる?」など、こちらの項目では書道教室の選び方を5つの基準でご紹介します。
書道教室の選び方のポイント
→各項目をタップで選び方のポイントにジャンプできます▲
通常の習字・書道教室以外にオンラインで学べるオンライン書道教室もあります。詳しい選び方はこちら▼
子供から大人向け(初心者から上級者)で選ぶ
『書道教室に年齢は関係ない!』
ほとんどの書道教室は大人と子供の両方を対象に生徒を募集しています。
年齢に関係なく始められる習い事なので、小学生からお年寄りの方まで幅広い年齢層の生徒がいるのは書道教室ならではの光景です。
大人と子供を対象にしたほとんどの教室が「小学生から中学生まで」と「高校生から社会人」の、2つのレベルに分かれています。
それぞれの年齢にあった学習内容とお手本が用意されているので、気になる教室があれば年齢は気にせず見学に行ってみましょう。
初心者か上級者か
書道教室の選び方として、実力は全く気にしなくて大丈夫。
なぜなら、書道教室では毎月全員が同じ手本を練習するから。
習字も書道も「どれだけ手本に近づけるか」が基本の学習方法になります。
初めは手本と同じように書くことがすごく難しいのですが、上達するにつれて、手本から筆使いを感じ取り、迫力のある字を書けるようになります。
良い先生は生徒一人一人の実力にあわせて指導することができます。
先生で選ぶ(見学・体験を通して)
先生との相性は書道教室選びで最も大切なポイントです。
どんなに素晴らしい教材と道具があっても、先生と相性が悪いと上達が遅く、なにより楽しむことができません。
人柄の相性が一番大切ですが、上達しやすい先生がいる教室のポイントが2つありますので、見学・体験の際には是非チェックしてみてください。
①先生がお手本を書いてくれる
楷書・行書、名前などの、練習する課題の手本を書いてくれる先生がおすすめです。
実際に先生の筆使いを見ることができるので、体の動きを真似できます。
書道は腕と上半身を使って筆を動かします。
②字の書き方を的確に説明してくれる
「ぐっと押さえて、すーっと引く」のような感覚的な説明をする先生がいます。
筆使いを学ぶ段階の子供ならこちらの方が体で覚えられるのですが、大人になると感覚が分からず教わっているのに上手に書けないという状況に陥る可能性があります。
「〇〇だから、ここは短く」のように、正しいルールに沿った理由を説明してくれる先生に教わると、頭で理解した上で手を動かすことができます。
月謝や年会費で選ぶ
書道教室に必要な費用は、入会金と月謝、道具代となっています。
教室やコースによって大きく変動しますので、毛筆を学べる一般的な書道教室の平均的な金額をご紹介します。
- 入会金:5,000円~10,000円程度
- 月謝:8,000円~(子供は4,000円~)
- 道具代:筆:1,500円~ 墨:800円~ 半紙:3,000円~(1,000枚)
- お手本代:1,000円~(月謝に含まれる場合もあり)
道具は100円均一でも全て揃えることができますが、最低この金額の道具から始めれば使いやすく長持ちする道具を揃えることが出来ます。
教室で推奨する道具を買える場合があるので、見学の時に道具代の金額を確認しましょう。墨汁を使う場合、硯は必要ありません。
なお、習字道具セットを探している方は下記の記事も併せてご覧ください▼
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- 大筆(ダルマ軸)
- 太筆
- 中筆
- 小筆
- 硯
- 文鎮
- 墨
- 筆置き
- 水差し(匙付き)
- 蒔絵調硯箱
- 筆巻
- 半紙(伊予和紙20枚)
- 下敷き
資格が取得できるかで選ぶ
師範を取得すると講師になれる!
段位が設定されている書道教室に通うと最高段位を取得することで、その書道教室の支部を開き、書道教室の先生になれる制度があります。
書道教室は自宅や、コミュニティセンターで教室を開くことができるので将来的に独立することができる資格です。
段位を取得した協会に所属し続けることで使える資格となっていることがほとんどです。
書道教室ごとに設定された資格なので、履歴書などに書くことはできません。
※文部科学省に認定された一部の書道団体は履歴書に記載することができます。
受験や仕事で資格が必要な方は、文部科学省に認定されている書道団体の教室に入会しましょう。
(例)公益社団法人 日本習字教育財団など
賞状書士・筆耕になりたい!
書道で収入を得たい場合には、書道教室の先生の他に「筆耕」という職業があります。
企業の手紙の宛名や賞状を筆で書く仕事です。
宛名や賞状の書き方にはたくさんのルールがあり、教室に通う場合、高額な授業料が必要になります。
賞状を書くのに必要な知識を無駄なく勉強したい方には通信講座がおすすめです。
ユーキャンの賞状書法講座は月々2,980円(16か月)で通信講座大手ならではのノウハウが詰まった教材で無駄なく学ぶことが出来ます。
自宅でじっくり練習することができ、個別添削も8回受けることが出来ます。
筆耕は練習あるのみですので、是非通信講座でチャレンジしてみてください。
習い事のスタイルで選ぶ(机と椅子・正座/少人数・大人数)
椅子も正座もどちらでもOK!体が楽なほうを選ぶ
書道といえば正座で背筋を伸ばして書くイメージがありますが、最近では椅子に座って机で練習するスタイルが主流になっています。
書道教室の1回の練習時間は1時間〜2時間程度です。
正座に慣れていないと足が痛くなったり、肩が凝ったりするので慣れている姿勢に合わせるのがベストです。
先生に色々質問したい方は少人数がおすすめ!
大人数の教室でも必ず練習した半紙を添削してもらえます。
しかし、人数が増えれば待つ時間が長かったり、他の生徒さんが気になって質問しづらいと感じることもあります。
限られた時間で色々学びたい方は少人数の教室を候補に選んでみましょう。
逆に、一人で黙々と練習したい方、書いてるところをあまり見られたくない方は必要な時にだけ質問できる雰囲気の人数が多い教室が向いています。
習字・書道教室にはどんなコースの種類がある?
書道教室の中でも、毛筆やペン字など教える内容は教室によって異なります。
複数のコースを用意している大きな教室から、1つのコースに特化した教室まで様々な種類があります。
毛筆のみの教室ではペン字やボールペン字は受け付けていないので、学びたいコースがあるか必ずチェックしましょう。
毛筆について
筆を使って字を書くコースです。
宛名などの小さな筆文字ではなく、半紙と筆を使ってお手本を見ながら学習していきます。
書道教室の最もスタンダードなコースです。
硬筆について
鉛筆やサインペンなどの筆記用具を使って字を書くコースです。
幼児から小学生までを対象とした習字教室で多く用意されているコースで、大人向けの硬筆コースは少ないです。
筆ペン(ペン字)について
ボールペンや万年筆、筆ペンを使って書くコースです。
お手本も名前や宛名など実用的なものが多く、美文字になりたい方に一番おすすめの大人に人気のコースです。
筆ペン(ペン字)のコースに特化した教室も多く、個人の先生が小さな教室を開いていることが多いので、少人数でゆったりと学べる教室が探しやすいです。
かな文字について
百人一首や万葉集が書かれている、平安時代に生まれた日本特有の書道がかな文字です。
連綿といわれるつながった字を学ぶことができます。
かな文字は専門性と芸術性が高く、実用というよりは芸術分野に近いコースです。
日本文化としても有名なので興味がある方にとてもおすすめのコースです。
子供におすすめの習字・書道教室人気ランキング3選
子供の習字教室を選ぶ基準は「何歳から始めるか」、「家の近所で通いやすいか」という基準で探すと、お子様も通いやすく安心して続けることができます。
小学生から対象とした、全国各地に支部がある書道団体を3選ご紹介します。
小学生の間に書道教室に通うことで、綺麗にノートが書けたり、受験やテストの際に綺麗に名前を書けるメリットがあり、一生ものの特技が身につくおすすめの習い事です。
公益社団法人 日本習字教育財団
のびのびとおおらかなお手本が特徴的な全国でポピュラーな習字教室です。
毛筆・硬筆両方のコースがあり、両方同時に学ぶことで字を書く苦手意識がなくなります。
習字が好き!という生徒さんが多い、明るい雰囲気の教室です。
学書院 よみうり書道教室
力強いはっきりとしたお手本が特徴の書道教室です。
季節に合わせた言葉を手本にしており、書道の練習をしながら日本の季節や文化を生活の一部として学ぶことができます。
毎年大きな作品展を開催しており、年齢に関わらず作品作りに挑戦することができます。
公益社団法人 創玄書道会
書道の全国大会を開催している大きな団体に加盟する実力ある教室です。
学書院と比較して芸術性の高い、個性を活かした作品作りが特長です。
小学生の習字コースでも正しい習字の学習とあわせて、個性的な作品作りに挑戦することができます。
大人におすすめの習字・書道教室人気ランキング5選
どの教室も基本から丁寧に学べる団体です。
母体が大きく、全国各地に支部があり一定の指導レベルがある為、初心者から上級者まで安心して通える教室が多くあります。
学書院 よみうり書道教室
生徒の実力に合わせて楽しみながら毛筆を学ぶことが出来ます。
大きなコンクールから小さな大会まで、活動が豊富にあるので目標を決めながら続けることができます。
古典の正しい書法を大切にしているので、書道の基本をじっくりと修得できる教室です。
公益社団法人 日本習字教育財団
古典を学ぶ毛筆から実用書道まで幅広いコースが用意されています。
大人のコースのお手本も優しさのある柔らかい雰囲気が特徴です。
午前中は大人が通い、夕方にお子様が通うなど、家族で入会している方も多いアットホームな教室です。
公益社団法人 日本書道教育学会 書学院
カリキュラムがしっかりと用意されており、2年間通うことで師範を取得できるコースや、作品が作れる実力まで成長できるコースがあります。
毛筆かペン字を選ぶことができ、それぞれの授業の講師は大学や専門学校の教授が担当する、専門的で充実した内容となっております。
本格的に書道を学びたい方におすすめの書道教室です。
公益社団法人 創玄書道会
子供から大人まで、本格的な毛筆の書道を学ぶことができます。
展覧会を1つの目標に書道を学ぶことができ、大きな書道大会に挑戦することができます。上級者の作品を間近で見ることができる刺激的な環境です。
通信講座ならユーキャンの実用書道講座
ご紹介した教室は全国に支部がある有名な書道団体ですが、どうしても近かくに支部がなかったり、教室に馴染めるか不安な方は是非通信講座で挑戦してみてください。
自分のペースで学べて、添削もついてくるのでゆっくりと確実に学ぶことが出来ます。
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- 半紙(伊予和紙20枚)
- 下敷き
習字・書道教室のよくある質問
習字・書道教室を選ぶ上での不明点を下記にまとめてみました。
書道教室の月謝はいくらぐらいが必要?
大人の場合、月3回の受講で8,000円が目安です。
月謝以外にかかる費用はいくら?
道具代は筆、墨、下敷き、文鎮などで5,000円~8,000円程度で揃います。
何歳から書道教室に通うべき?
ひらがなが書けるようになったら習字教室を検討してみると良いです。
大きな字でのびのび書く楽しみを感じられたら是非続けてみましょう。
もちろん、高学年や中高生からでも遅くありません。
有名な先生のほうがいい?
先生は有名でなくても大丈夫です。
ただ、資格がなくても教室は開けるので、大きい書道団体の支部から選ぶことで一定のレベルを満たした教室を選びやすくなります。
習字・書道教室の選び方は5個!おすすめや人気の教室で美文字を目指そう!
美文字は一日にしてならず。書道教室は継続することで見違えるほど上達することができます。
そのためには、下記の5つが重要。
- 近所にあること
- 月謝が予算内であること
- 先生との相性が良いこと
- 雰囲気が合うこと
- 学びたい講座があること
字を書くのが楽しいという気持ちがあればブランクがあっても生涯続けられるのが書道の良いところです。
是非、ぴったりの書道教室をみつけてみてくださいね。
通常の習字・書道教室以外にオンラインで学べるオンライン書道教室もあります。詳しい選び方はこちら▼
習字教室を出来るだけ安く、上達したい方は通信講座も視野に入れてみよう!
ユーキャン 実用書道講座は月約3000円で適切な道具13セットとテキストがお手元に届きます。
受講期間が前もって決められているので、長く続かなそうな方にもコスパ良く続けやすい配慮が様々あります。
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- 大筆(ダルマ軸)
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編集者もユーキャンのボールペン字講座を使っているのでリアルな体験談も記載しておきます▼
今よりも美文字に近づきたい方は下の記事も読んでみてくださいね。
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